筑後・柳川・みやま・八女エリアの不動産会社の選び方|囲い込み・上から目線・情報不足|現役店長が「やめておくべき会社」の特徴を本音で解説

「不動産会社に頼んだが、売却活動の中身が何も見えない」「連絡がこない」「言ってることが二転三転する」、筑後市・柳川市・みやま市・広川町・八女市エリアでも、こういった相談は少なくありません。

不動産会社選びで失敗すると、売却が長期化したり、本来の価値より低い価格で手放すことになったりします。一方で、良い会社・良い担当者に巡り合えれば、難しい物件でも出口を見つけられます。

この記事では、現役店長として日々不動産の現場で動いている立場から、やめておくべき会社の特徴・良い会社の見極め方・担当者レベルでの判断基準を、本音でお伝えします。

目次

まず避けるべき「やめておくべき会社」の3つの特徴

不動産会社を選ぶとき、「良い会社を探す」と同時に「ダメな会社を除外する」という視点が重要です。特に以下の3つに該当する会社は、最初から選択肢から外した方がいいと思っています。

特徴① 囲い込みをしている会社

囲い込みとは、売主から媒介を受けた物件を他の不動産会社に紹介せず、自社だけで買主も探そうとする行為です。仲介手数料を売主・買主の両方から受け取れる「両手仲介」を狙った動きです。

問題は、これによって物件の情報が広く出回らず、成約までに時間がかかったり、本来より低い価格でしか売れなかったりすることです。売主の利益より自社の利益を優先している行為と言えます。

「本当にそんなことがあるのか」と思われるかもしれませんが、これは現実にあります。他の不動産会社が問い合わせをしても連絡がなかったり、はぐらかされたりするケースが実際に起きています。

囲い込みを事前に確認する方法として、ポータルサイトに掲載されている物件がレインズ(不動産会社間の物件情報共有システム。九州ではふれんずと呼ばれています)にも掲載されているかを確認する方法があります。SUUMOなどには出ているのにふれんずには出ていない場合、囲い込みが疑われます。

ぜひ一度チェックしてみてください、驚くほどふれんずに載せていない物件が多いことに気づくでしょう。

特徴② 上から目線の会社

専門知識があることと、お客様に対して上から目線であることは全然別の話です。「素人には理解できない」という態度で接してくる会社、質問しても丁寧に答えない会社、こちらの意向を聞かずに一方的に進めようとする会社、これらは長い付き合いになる売却・管理の場面で必ずトラブルになります。

最初の打ち合わせや査定の場面での対応が、長期的な関係の質を示しています。「なんか話しにくいな」という感覚は、意外と正確です。

特徴③ 情報が不足しまくっている会社

売却活動中に定期的な報告がない、物件の掲載状況を聞いても答えられない、周辺の競合物件との比較ができていない、こういった会社は、きちんと調査・活動をしていない可能性があります。

実は、情報が不足している物件への問い合わせは、不動産会社側も控える傾向があります。「この地域は市街化調整区域じゃなかったっけ?」「更地渡しと書いてあるけど、浄化槽の放流先はどうなっているんだろう?」、掲載情報を見て疑問が浮かんでしまう物件には、仲介業者側も積極的に動きにくいのです。

写真の点数が少ない、必要な情報が抜けている、引き渡し条件が不明瞭、といった物件は、エンドユーザーだけでなく業者間でもスルーされやすくなります。

現場で感じるのは、売れないことに怒っているお客様より、売却活動の中身が見えないことに怒っているお客様の方が圧倒的に多いということです。「何をしてくれているのかわからない」という不満は、信頼関係の崩壊につながります。

【店長の独り言】

「Googleの口コミでお客様のコメントに対して強い言葉で反論したり、『法的措置を取ります』といった返信をしている会社を見かけることがあります。お客様の声をそもそも何だと思っているのか、と疑問にしか思えません。

このような会社を見かけたら、絶対にお声がけするのはやめておきましょう。だって、良かれと思って指摘したら法的措置をとられるんですよ??

口コミへの対応の仕方は、その会社のお客様との向き合い方がそのまま出ます。一度確認してみてください。」

売却・賃貸・管理で会社選びは変わるか

「売却なら大手」「管理なら地場」という話をよく聞きますが、そこまで明確な線引きはないと思っています。どの分野であれ、良い会社はどれも良く、ダメな会社はどれもダメなケースが多いです。

ただひとつ注意したいのが、「担当者が良くても会社がダメ」というパターンです。

担当者レベルでは誠実に対応してくれていても、最終的な判断や承認は会社が行います。会社の方針・文化・承認プロセスが担当者の動きを制限してしまうことがあります。「担当者は好きだけど会社の対応がおかしい」と感じたら、それは担当者個人の問題ではなく会社の問題として捉えた方がいいです。

「失敗した」という相談に共通するパターン

「この会社に頼んで失敗した」という相談で、最もよく聞くパターンがあります。

売れないことへの怒りではなく、売却活動の中身が見えないことへの怒りです。

「何ヶ月も経つのに、何をやってくれているのか全くわからない」「問い合わせがあったかどうかすら教えてもらえない」「価格を下げた方がいいかもと言われたが、なぜそう判断したのか説明がない」こういった声が圧倒的に多いです。

不動産の売却活動は、売主から見えにくい部分が多いです。だからこそ、定期的な報告・進捗の共有・市場の変化に応じた提案が、不動産会社の仕事として欠かせません。それをしない会社は、売主の不安を放置していることになります。

良い担当者を見極める3つのポイント

会社を選ぶと同時に、担当者個人のレベルも確認することが重要です。同じ会社でも担当者によって結果が大きく変わることがあります。

ポイント① 悪いことをはっきり言ってくれるか

「高く売れます」「がんばります」という前向きな言葉だけを言う担当者は、信頼してはいけないと思っています。良い担当者は、都合の悪いことも正直に伝えてくれます。

「今の価格では動きが鈍いです」「この時期までに反応がなければ、これくらいまで下げないと厳しいです。理由はこうです」こういった話を根拠とともに伝えられる担当者は、市場のリアルな情報を持っていて、かつそれを伝える誠実さがあります。

ポイント② 市場の文脈で物件を説明できるか

単に「この物件の査定額はいくらです」というだけでなく、「今この価格で掲載すると、ポータルサイトでこの位置に表示されます。前後にこういう物件があるので、比べるとやや高く見えます。だからこうした方がいい」という提案ができる担当者は信頼できます。

個人の肌感覚や経験も大切ですが、それ以上に重要なのは客観的に物件を選ぶ買主の目線に立てるかどうかです。「自分が買主だったらこの物件をどう見るか」という視点で物件を説明できる担当者は、感覚ではなく市場のロジックで動いています。自分の感覚に閉じている担当者より、買主目線で考えられる担当者の方が、結果的に成約に近い提案をしてくれます。

ポイント③ インターネット掲載の質が高いか

不動産の購入検討者の大半は、最初にポータルサイトで物件を探します。つまり、掲載の質が集客の出発点です。良い担当者・良い会社は、インターネット掲載の質にこだわっています。

具体的には以下のポイントで確認してみてください。

  • 写真の枚数が十分にあり、明るく・見やすいアングルで撮られているか
  • 土地の場合、字図(地図)が掲載されていて土地の形状がわかるか
  • 情報に抜けがなく、引き渡し条件・設備の有無・法令上の制限が明記されているか
  • コメント欄に現地を見たうえでのセールスポイントが具体的に書かれているか

「とりあえず掲載した」という物件と、「この物件の魅力をどう伝えるか」を考えて掲載された物件では、問い合わせ数に明確な差が出ます。過去の掲載事例を見せてもらうだけで、その会社の本気度がわかります。

ポイント④ スケジュールを明示できるか

「いつまでに動きがなければ価格を見直しましょう」というスケジュールを最初から提示できる担当者は、売却活動の全体設計ができています。逆に「様子を見ましょう」という言葉だけで具体的な期限や判断基準を示せない担当者は、活動が曖昧になりがちです。

店長の独り言

「売主様のなかには、『この表現を変えてくれ』とか『このアングルを使ってくれ』などとご注文をいただくことも少なくありません。

もちろん、可能な限り対応はさせていただきます。

ただ、不動産の広告にはルールがあります。そのため、表現によっては使用できないものもありますので、その点はご容赦ください。」

大手と地場、どちらを選ぶべきか

よく聞かれる質問です。一概にどちらが良いとは言えませんが、判断の基準を整理するとこうなります。

大手が向いているケース: 築浅・駅近・状態の良い物件など、情報を広く出せば買い手が集まりやすい物件は、大手のブランド力・集客力が活きます。

地場が向いているケース: 筑後・柳川・みやま・八女エリアのような郊外では、市街化調整区域・再建築不可・農地・字図の不一致など、地域特有の事情が絡む物件が多いです。こういった物件は、行政との関係・農業委員会との交渉・隣地への打診など、そのエリアで長年動いている地場の会社の方が対応できる手法が多いです。

どちらを選ぶにしても、最終的には「この担当者は市場のリアルを伝えてくれるか」「活動の中身を見せてくれるか」という点で判断するのが、最もシンプルで確実な方法だと思っています。

【店長の独り言】

「良い会社に出会うまで何社にもアタックすることは、決して失礼なことではありません。不動産の売却は人生で何度もあることではないですし、会社選びで結果が大きく変わります。「なんか違うな」と感じたら、遠慮なく別の会社に相談してみてください。」

会社選びより担当者選び、担当者選びより「正直さ」

不動産会社の選び方を一言で表すなら、「正直に悪いことを言ってくれる会社・担当者を選ぶ」ということに尽きます。

囲い込みをしない・上から目線でない・活動の中身を見せてくれる、この3点を最低条件として、そのうえで市場のリアルを伝えながらスケジュールを明示してくれる担当者を見つけることが、不動産売却を成功させる最大の近道です。

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この記事を書いた人:不動産会社店長

業界歴20年以上の現役店長。現場の第一線で培った知見を活かし、大手不動産メディアにて累計100本以上の専門記事を執筆中。 業界の表も裏も知り尽くした「不動産のプロ」として、不動産会社の不都合な真実を伝えます。

不動産・建築の専門家として、以下の大手メディアにて2026年現在も継続的に執筆・監修を行っています。

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