社会人の方が転職をしようとするとき、最も大きなハードルは「時間を確保すること」ではないでしょうか。
バタバタと履歴書や職務経歴書を作成して郵送し、なんとか面接にこぎつけたものの、気が付けば面接は明日。
ここでは、前日の夜でもできる面接対策をご紹介いたします。
どうすることもできない、とあきらめて睡眠時間を確保することも重要です。
しかし、せっかく手にした転職の面接チャンス、みすみす見過ごすのはもったいない限りです。
最後まであきらめずに面接に挑め、即効性のあるものばかりです。
ぜひ最後までお読みください。
職務経歴書や履歴書の確認
面接前に提出した職務経歴書や履歴書など、事前に用意した資料を再度確認しておきましょう。
面接での話の流れや内容をイメージしやすくなります。
また、ここで必ずやっていただきたいのは、1分間で自己紹介をする練習です。
ほとんどの転職における面接では、「自己紹介をどうぞ」から始まります。
ここで躓いてしまうと、頼りない印象を企業に持たれてしまいかねません。
面接での自己PRの組み立て方ですが、話題の「chatGPT」がおススメです。
「◎◎業界の転職用自己PRを考えてください」などを入力
ここで例えば「◎◎業界の転職用自己PRを考えてください」と書けば、簡単な自己PRを考えてくれます。
しかし、これだけでは使い物になりません。
必要なことは、完成した文章に、自分オリジナルの経験を盛り込んでいくことです。
転職者の成功事例をいかに自社で再現できるかをアピールすることが重要になります。
例えば、過去の成功事例を盛り込んだり、改善提案した事例を加えたりすれば良いでしょう。
ここで、過去の自分のキャリアや経験談が具体的なエピソードとなって頭の中で整理されるだけで、面接当日に何を聞かれても答えることができるようになります。
面接場所へのアクセス方法や所要時間などの確認
ざっくりとしか確認をしない、面接場所への確認は前日に終わらせておきましょう。
面接場所へのアクセス方法や所要時間などを確認しておくことで、面接当日のスムーズな移動ができます。
また、面接場所の周辺環境や周辺の施設なども調べておくと良いでしょう。
早く到着することが予想されますので、時間をつぶす場所も押さえておかなければなりません。
交通機関は乱れることを想定して、複数ルートを確保することも重要です。
また、やむを得ない遅延などに備え、面接担当者の連絡先も押さえておきましょう。
コンビニで戦闘準備を整える
最近はコンビニでも多数の化粧品や生活雑貨が販売されています。
普段は買わないような化粧品などを購入し、少しでも身なりを整えましょう。
男性の方であれば、男性用のファンデーションも安価に購入できます。
顔色が少し良くなるだけで、印象は大きく変わるものです。
また、クリーニングが間に合わなかったときは、ワイシャツを購入することも可能です。
白いハンカチがあれば購入し、スーツの胸ポケットにチーフ代わりに利用してもよいでしょう。
靴が磨かれていない、そんなときはハンドクリームで代用しましょう。
もう使わないタオルや雑巾で、まずは靴の汚れを落とします。
その後、ハンドクリームを少しずつ靴に塗りこみ、さらにタオルや雑巾で磨き上げると、革靴が蘇ります。
筆記用具やペンケースが無い時も、この機会に揃えてしまいましょう。
面接時にペンケースとメモを書かなくとも手元にあることは、面接時に良い印象を与えます。
企業ホームページの確認
面接をする企業のホームページを簡単に確認しておきましょう。
社長の名前を聞かれることはほとんどありませんが、プレスリリースなどがあれば、最後の質問コーナーの話題のネタにすることが可能です。
また、ホームページのみならず、面接する企業がSNSで情報発信をしているときは、そちらもチェックすることをおすすめします。
最近ではホームページよりもSNSにリソースを費やしている企業も多数あります。
もはやSNSなくしてマーケティングは困難な時代です。
ホームページを確認するのはちょっと億劫、という方でも、SNSを流し見するなら、なんとかできそうですよね。
ビジネスホテルでゆっくり休む
最後に飛び道具なご提案ですが、結構本気のご提案です。
最も大きなメリットは、面接場所近くで移動に時間がかからないこと。
クリーニングサービスやコインランドリーがあればワイシャツも良い状態にすることが可能です。
スーツについては、ズボンプレッサーのレンタルを利用すると良いでしょう。
印刷しなければいけないものも、ホテルでは対応が可能であることが多いです。
大浴場があれば、足を伸ばして日頃の疲れをゼロにしましょう。
朝が弱い方はモーニングコールをご利用ください。
普段食べない方も、せっかくなので朝食をいただきましょう。
何より、家だとだらけてしまったりして、あまり気が進まないんですよね。
そこで気分を変えてビジネスホテルに前泊し、環境を変えて面接に臨むのは、非常に意味のある選択肢だと考えています。
まとめ
転職の面接は、その後の人生を左右する非常に重要なものです。
日頃の忙しさにかまけて準備を怠ってしまう、これはある程度はしょうがないかもしれません。
それでも、転職するための第一関門である面接を突破するためには準備は必要になります。
一番申し上げたいことは、面接が始まるぎりぎりまであきらめないことです。
可能であれば面接の準備は早くしておくべきですが、前日の夜からでもできることをご紹介いたしました。
みなさんの転職活動がうまくいくことを心から祈っています。